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【古紙回収】古紙の回収が区の財源になる?
    掲載日:2008/9/29
サムネイル ◆古紙の回収が区の財源になるというのは事実を曲げています◆
たしかに回収した古紙は、いくらかのおカネになります。
しかし、役所がこれをやった場合、その何倍もの税金が費やされます。
事業としては赤字、それも大赤字です。
参考までに数字を挙げましょう。
現在、役所が古紙一トンを集めるのに、東京都の発表によれば、約4万5千円の費用がかかるとされています。
これによる収入は、紙の種類によりますが(新聞、雑誌、段ボール等で大きな開きがあります)、5千円を上回ることはありません。
収入の10倍近いコストがかかることになります(5倍、と発表している区もあるようですが、少なすぎると思います)。
やり方を変えればどうにかなるような数字ではありません。
こんなムダをそのままにし、昔からの本当の意味でのリサイクルをやっている民間の業者をドロボー扱いするのは、正当なことなのでしょうか?
オマエたちが都合のいいものだけ持って行ってしまうから赤字になるのだ、と言う方がいらっしゃいます。
これは全くの誤りです。

上に説明したように、古紙回収という仕事は、私たちのようなホームレス寸前の連中がやっているからこそコスト的に成り立つのです。
だからこそ、みなさまも今の値段で新聞を購読できるのです。
オマエたちは古紙の値段が上がればゾロゾロやってくるが、安くなれば来ないではないか、と言う方もいらっしゃいます。
あたりまえのことです。値段が上がるということは、需要が増えたということです。仕事になると思えば、今の不景気、ワッと人が押し寄せます。
これは、人間社会、いつの時代にも、どこにでもあったことで、何も非難される筋合いはありません(古紙の値段がギリギリまで下がった時でも、昔からの業者は苦労して仕事を続けてきたのです)。

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