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古紙リサイクルに関する疑問・誤解・現実 |
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掲載日:2008/9/29 |
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◆私たちのやっていることに疑問や誤解をお持ちの方がいらっしゃいます◆ |
中には、あからさまに私たちをドロボー呼ばわりする方もおられます(聞き苦しいことだと思います)。
私たちはこの仕事にプライドを持っています。何もやましい気持ちはありません。
むしろ、私たちを犯罪人扱いする今の行政の姿勢は誤っていると信じています。
しかし残念なことに、このような方の態度として、私たちが何か説明しようとしても、リクツはどうでもいいんだ、と聞く耳を持たず、一方的に御自分の言い分を押しつけようとすることもあります。これではハナシになりません。
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リサイクルは、昔のほうが完全に行われていました。
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世の中全体の生産性が低く、モノを大事に、節約して、くり返し使うことを、みんなダマッて、自然な行為としてやっていたのです。
すでに御存知と思いますが、かけ声だけがやたらと飛び交う今よりも、昔のほうがリサイクルは完全に行われていました。
世の中全体の生産性が低く、モノを大事に、節約して、くり返し使うことを、みんなダマッて、自然な行為としてやっていたのです。
いわゆる高度成長期を経た使い捨ての時代、モノを大事に使わなくなり、ゴミを垂れ流しにする生活習慣のツケが回ってきたのが、今のリサイクル運動に伴うあらゆるヤヤコシい事態の原因で
す。責任は私たち一人ひとりにあります。
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古紙のリサイクルは地球環境保護のためだけに行われているのではありません。
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じゃあ何のためだ、環境保護はどうでもよいのか、と早合点される方がいらっしゃるかもしれません。そうではありません。
古紙のリサイクルは、紙の歴史と共にありました。
現在、新聞用紙の原料の半分以上、段ボールの場合は90パーセント近くに、それぞれの古紙が用いられます。
実は、これは昔からのことです。
そしてそれは、自然保護、などという理念で始まったことではなく、そのほうが安いから、という経済原則で支えられていたこともあったのです。
まずこのことを、ハッキリ御認識ください。
世の中のことは、理念や理想を掲げていても、実はおカネで動いていることが多いのが、残念ながら現実です。
たしかに商売にも、理念や理想は必要です。
しかし、商売として割り切らなければならない部分にまでそれを持ちこむと、肝心の理念がボケて来ることもあります。
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私たちの商売は、古くからの伝統に支えられたものです
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私たちのような商売は、昔はクズ屋、などと呼ばれていました。アケスケに言って、それは乞食の親類のように見られる面もありました。
リサイクルとは、捨てられるはずのものを拾って再利用することです。
そんなことに高いおカネをかけていたら、世の中全体の経済としては意味がありません。
すべての社会活動は"コスト"によってしばられます。
ですからどうしても、社会の底辺に生きる者が、汚いナリをして、ゴミ捨て場をあさるような景色になります。
しかしそのような、しばしばさげすみと疑いの目で見られるような行動が、いわゆる循環社会の基礎を支えていたのです。
私たちはこの商売に誇りを持っている、と上に書いたのはそのためです。
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